25. 愛の死

Tristan und Isolde : Präludium und Liebestod
 『トリスタンとイゾルデ』 前奏曲と愛の死
R. Wagner ワーグナー


『ローエングリン』がふぁきあのテーマなら、こちらはあひる?それとも二人かな?不安定なまま形を変えて繰り返される上昇・下降音型が、死に向かうと知りつつ止められない情熱を思わせ、その絡み合うような動きが官能的な雰囲気を醸し出しています。
『トリスタンとイゾルデ』はこの捏造話の元ネタ話。一騎打ちでイゾルデの婚約者(または伯父)を殺したトリスタン(でもちゃっかりイゾルデに看病されていい雰囲気に)が、伯父のマーク王の命令で王妃となるイゾルデを迎えに行かされ、侍女の媚薬に勢いつけられて不倫しちゃう話。ほんとはふぁきあとあひるにもちゃんと(?)不倫させたかったんですが、二人ともガードが固くてダメでした・・・

そしてふぁきあは予定通りの運命に。絵で見ると結構バッサリやられてるので、本当は血だけじゃないっていうか、でもそれを書いちゃうとお話のジャンルが変わってしまうので自己規制。(ちゃんと書いた方が、あひるの度胸がよく分かるんですけどね・・・)

「愛の死」は、トリスタンの死体を前にイゾルデが狂死するシーンの主題。あひるはるうちゃんのおかげで目が覚めましたが、結果は同じ・・・だってそういうお話だから・・・


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